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王覇 信長の幻影 (壮麗な豊臣水軍  秀吉の関東征伐)

天正18年(1590年)の四月、秀吉は全軍の総帥として動員令を下し、関東八州を征するを期して厖大な軍勢を率いて京都を後にしている。
諸史料によれば、秀吉をはじめとする諸将の軍装は実に華やかで、その装束などもまことに艶やかで優麗であったという。

 北条家を屈服させれば、全国制覇は目前なのである。平和の招来も近いことを大々的に宣伝するうえでも、ずいぶんと派手で華麗な出陣であったに違いない。

 群衆はこの輝かしい大軍勢を遠望して、驚嘆して騒ぎ立てたであろうし、良民らは戦乱の終息を期待して歓声をあげて見送っていたことであろう。まさしく、平和の気運を感じさせる、さっそうたる大軍勢であった。

 秀吉の事前の手配り通り、東海道筋では、すでに徳川家康が先鋒となって出陣しており、その後を追うかのように織田信雄、蒲生氏郷の軍勢が諸将を率いて続いていき、その後方から秀吉の率いる本隊が進んでいく。

 東山道からは主に真田家の真田昌幸、真田信繫、真田信幸らが索敵をしながら先鋒として進み、続いてその後方から超大物大名の上杉景勝、前田利家が諸将を率いて来援している。

 海上では、宇喜多秀家の総指揮により、長宗我部元親、脇坂安治、九鬼嘉隆らが水軍を率いて小田原をめざす。

 豊臣軍は、水陸合わせての総勢は15万以上とも、20万以上とも云われている。

最近の研究ではその総勢は20万ぐらいであったというが、しかしこれは輜重隊(主に輸送や補給に従事する)も含んだ数字ではないかと思われるので、
だいたい15万ぐらいとするほうが穏やかな見解であろう。しかし、いずれにせよ、日本史上類のない未曾有の大軍勢であったことは確かだ。

 ちなみに、日本の水軍の元祖は海賊だ。
 しかし、これは日本だけのことではなく、海外も同じようなものである。
有名なサー・フランシス・ドレーク(1543年頃 - 1596年)は、エリザベス朝のイギリスの海軍提督であるが、元々は海賊を稼業としており、ふだんも同じように海賊として海で暴れまわっているのだが、
しかし、エリザベス女王の招集があった場合には、全くの忠誠無私のナイトになって即座に応じて、野蛮な大海賊から女王陛下の正規軍に大変身する、いわば「半野良海軍」であった。

 日本では、瀬戸内海の海賊が実に有名であるが、瀬戸内は小島や入り江が無数にあるので、古来より船舶の技術の発達が著しく早かったのであろう。
瀬戸内海の海賊のほとんどは以前から毛利党で、織田信長の時代の頃は、毛利家が精強な水軍を駆使して本願寺や雑賀衆を支援し、信長を随分と悩ませている。

毛利党の水軍は、水上での戦術にも精通しており、戦闘にいたっては実に勇猛果敢で、武器・弾薬・兵糧をはじめとする大量の荷を積むことのできる大型艦船もあったと云われる。

 史書の「信長公記」に、信長が鉄甲船を使って毛利水軍を辛くも撃退したとあるが、ことの真偽は別にして、このような話しがあるぐらいに毛利党の水軍は精強であった。

しかし、秀吉の時代になると、毛利は豊臣家の配下同然になっているので、秀吉の軍勢は水運に苦労がいらない。北条征伐に必要な兵糧・武器・弾薬などの補給物資は海路を使ってドシドシと送り込んでいる。

また、秀吉はあらかじめ経世の才に優れる長束正家に命じて、兵糧の調達から港、倉庫などを事前に手配させており、長丁場の対陣になった時に備えての万全の準備に余念がなかったのである。

 
海賊ついでにここで余談を書くが、
最近の研究によれば、日本海の海賊で、朝鮮半島の湾岸を荒らしまわっていた倭寇は有名であるが、しかし、実は日本人ではなくて、そのほとんどが朝鮮半島の人々が倭寇と称して暴れまわっていたのだという。

まぁ、どちらにせよ、誰がやったにせよ、今となっては分からない、今となっては確認できない「目に見えない部分」といったところか。

「目に見えない部分」といえば、今現在、世間を騒がせているマンションの傾斜問題。

マンションの地中の杭にいろいろと、続々と問題が発覚してマスコミも大騒ぎしているが、しかしその販売会社の不動産屋の殺し文句、

「目に見えない部分だからこその安心と信頼です。」と、ヌケヌケと宣伝していたという。

本当に悪質なのは、人命の軽視が見え隠れしているところだ。

もしも倒壊していたらと考えると、本当に胸が張り裂けるような思いがする。


このような悪質な者どもは、織田信長の治世であれば、「一銭斬り」の対象者であったかもしれない。



【2015/10/23 01:08】 | 未分類 | コメント(0)
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